【体験談あり】不登校になりやすいHSC|原因と乗り越え方を紹介します!

HSCと学校生活

HSC(ハイリーセンシティブチャイルド)は、非常に繊細な気質をもった子どもたち。

親が「え?こんなことで傷つくの?」「わがままじゃない?」とびっくりすることも。

実は世の中の5人に1人はHSCという非常に繊細な気質を持っています。

その気質から、学校生活になじめない=登校しぶりや不登校になるケースも。

「学校を休みがち」

「毎朝、学校へ行きたくないといわれる」

「帰宅するといつも疲れてイライラしている」

こんな場合は、もしかするとHSCの気質を持っているかもしれません。

この記事では、HSCを知るための基礎知識HSCと不登校の関係もし不登校になった時はどうしたらいいかについて詳しくお伝えします!

このサイトの筆者もHSCの子どもの子育て真っ最中! HSCについてたくさん調べました! その情報と「親の目線」「子どもの気持ち(子ども目線)」を入れながら体験談をシェアします。

ぜひ、最後までお読みください!

 

1.自分の子は「HSC」?HSCが持つ特性を知ることが大切!

とっても「繊細さん」|HSCってなに?

①HSCは人が持つ「気質」で、障害ではありません

②HSCは親の子育てが原因ではないが、関わり方や環境に影響を受けやすい傾向にあります

「積極的」「穏やか」など、生まれ持った人の性格は様々です。その中の一つに「ひといちばい敏感」という性格の人がいます。その割合は5人に1人! このことを知った時、私は「子どもと同じ性格の子、子育ての悩みを持っている親は結構いるのかも」と、少しだけほっとしたことを覚えています。

HSCは障害とは異なり、生まれ持った性格や気質のことを言います。

発達障害(例えば自閉スペクトラム症/ASD)の特性である、敏感さ、こだわりと表面上重なり合う部分もありますが、HSCは人の心情や物事の変化に非常に敏感という点では、ASDとは異なりますHSCは性格・気質なので、繊細な気質と発達障害の特性を併せ持つ場合もあるそうです。HSCに関しては医療機関で診断を受けたり、根本的な治療薬があるわけではありません。「怖がり」が医療的に診断されないことと同じですね。

また、これを読んでいる「親」の皆さんも少なからずHSCだったということもあるでしょう。なぜなら、性格や気質は遺伝的に受け継がれるものだからです。

生まれた後に「親」のかかわり方が原因でHSCになることはありませんが、HSCの子は周囲の環境や接する人に影響を受けやすいので、周りの理解や接し方の工夫が大切になります!

うちの子「HSC」?|23項目をチェック!

①チェック項目すべてが当てはまらなくとも、「強く」その特性が出ていたらHSCとして接しよう

②HSCの約30%は外向的なタイプ!?

このチェックリストは、HSC研究の第一人者であるエレイン・N・アーロン(米/1944~)が作成したものです。

お子さんのことについて「どちらかといえば当てはまる」場合や「過去に当てはまっていた」場合は「はい」「まったく当てはまらない」場合や「ほぼ当てはまらない」場合は「いいえ」としてください。

★HSCチェックリスト★

1 すぐにびっくりする (はい・いいえ)
2 服の布地がちくちくしたり、靴下の縫い目や服のラベルが肌に当たったりするのを嫌がる (はい・いいえ)
3 驚かされるのが苦手 (はい・いいえ)
4 しつけは、強い罰よりも、優しく注意する方が効果がある (はい・いいえ)
5 親の心を読む
6 年齢のわりに難しい言葉を使う (はい・いいえ)
7 いつもと違うにおいに気づく (はい・いいえ)
8 ユーモアのセンスがある (はい・いいえ)
9 直観力に優れている (はい・いいえ)
10 興奮した後はなかなか寝つけない (はい・いいえ)
11 大きな変化にうまく適応できない (はい・いいえ)
12 たくさんのことを質問する (はい・いいえ)
13 服がぬれたり、砂がついたりすると、着替えたがる (はい・いいえ)
14 完璧主義である (はい・いいえ)
15 誰かがつらい思いをしていることに気づく (はい・いいえ)
16 静かに遊ぶのを好む (はい・いいえ)
17 考えさせられる深い質問をする (はい・いいえ)
18 痛みに敏感である (はい・いいえ)
19 うるさい場所を嫌がる (はい・いいえ)
20 細かいこと(ものの移動、人の外見の変化など)に気づく (はい・いいえ)
21 石橋をたたいて渡る (はい・いいえ)
22 人前で発表するときには、知っている人だけの方がうまくいく (はい・いいえ)
23 物事を深く考える (はい・いいえ)

13個以上に「はい」がついたら、おそらくHSCといっていいでしょう。しかしたとえ1つか2つだったとしても、その度合いが非常に強ければHSCの可能性があります。

参考:『ひといちばい敏感な子「個性」を生かして幸せなみらいをつくるためにおやができること』(2021年版)エレイン・N・アーロン

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〇親の気持ち〇

20項目にチェックがつきました。

赤ちゃんの頃から、私が「あ!(そうだった)」と言葉を発しただけで、びくっと驚き泣いていました。それが怒った口調でもないのに。後ろから追われることも、水への恐怖も「そんなに?」と思うくらいあって、特に園行事の“豆まき”“プール”の時期は毎晩、毎朝が大変・・・クリスマスの楽しい雰囲気も「終わったら、豆まきがある」と楽しむことができないくらいでした。逆に「やってはいけないよ」と言われたことは絶対にやらないので、外で怒ったことはあまりありません。友達関係は自分の意志(本当はその遊びはしたくない)を伝えられず、本人は苦労したようです。病院嫌い薬嫌いは今も続いています・・・^^;石橋をたたいて渡らないことも!(親がやきもきします><)

こ

〇子どもの気持ち〇

お母さんと一緒にチェックしてみました!「あーそうそう当てはまる~」って感じ。ユーモアはないと思うけど・・・。あと、“オニゴ”(おにごっこ)とか、外で遊ぶことも好きだから、静かに遊ぶことだけが好きでもないかも靴はなんか違和感があるとき“痛い”って感じるので、毎回探すのが面倒・・・締め付けられるサイズは特に嫌。お気に入りの靴がずっと廃盤にならないでほしい。お母さんは「少し慣れたら大丈夫」っていうけど、そういう問題じゃないんだよね。それで頭がいっぱいになる。最近、お気に入りだったフードコートがリニューアルされて、なんだかザワザワうるさいのがショック。

HSCの約30%は外向的なタイプ!?|人には4つのタイプがあるらしい!

HSCが全員「物静か」「安定を好む」というわけではなく、その中の30%は「新しい場所に行きたがる」「初めてのことを楽しめる」「退屈しやすい」といった外向的なタイプ(HSS)だそうです。

HSC(刺激を求めないタイプ

新しいことよりも、安定が好き。リスクがあることは好まない。

HSC(刺激を求めるタイプ/HSS)

よく考えるけど、好奇心の方が勝つ!HSCのため、傷つきやすい。

非HSC(刺激を求めないタイプ)

現状を受け入れながら、マイペースに生きていく。

非HSC(刺激を求めるタイプ/HSS)

考えることよりも先に、新しいことにチャレンジ!

参考:『HSCの子育てハッピーアドバイス』(2018)1万年堂出版/明橋大二

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〇うちの子の場合〇

うーーーん。飽きっぽいけど、今のところは「HSC(刺激を求めないタイプ)」かなあ・・・

あれ、私はもしかしたら「HSS型のHSC」だったかも・・・!

こ

〇子どもの気持ち〇

あーーーこれはですね、刺激を求めないタイプのHSCですね。好奇心で突っ走ったら、いろいろ大けがしそうで怖い・・・。何かの本で「ウサギタイプ」って出ていたよね。わかる~!

※『うちの子はひといちばい敏感な子!」(2018)明橋大二監修・太田知子では、

HSC(刺激を求めないタイプ

「(安定志向の)ウサギタイプ」

HSC(刺激を求めるタイプ/HSS)

「(好奇心旺盛な)ライオンタイプ」

非HSC(刺激を求めないタイプ)

「(おおらかで動じないマイペースな)ペンギンタイプ」

非HSC(刺激を求めるタイプ/HSS)

「(おおらかで、興味のあることに飛び込んでいく)イノシシタイプ」

と分類していました。

2.HSCの子が低学年から不登校になりやすいのには理由があった!

HSCの子にとって、学校そのものが刺激が多すぎる難所! HSCにはDOESという4つの特徴があります。その特徴と学校生活を照らし合わせてみましょう。

HSCの4つの特徴
D(Depth of processing):深く考える/物事を深い段階まで考え、脳で処理します。         O(being easily Overstimelated):過剰に刺激を受けやすい                    E(being both Emotionally reactive generally and having high Empathy in particular):全体的に感情の反応が強く、共感力が高い                                   S(being aware of Subtle Stimuli):些細な刺激を察知する

 

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